3月議会の代表質問および、本会議議案質疑(12日)、予算委員会の審議を通して、災害に強い街づくりへの盛岡市の取り組みについて取り上げました。
日経グローカル調査で全国197位~上位ランク自治体から学ぶべき
「日経グローカル」が昨年の震災後に全国の10万人以上の市区を対象に、災害対応能力について行ったアンケート調査によるランキングで盛岡市は、回答した255市区中197位という状況でした。
このアンケートは、昨年6月から7月にかけて行われたもので、盛岡市では「検討中」という項目も少なくないことから、その時点での「順位」だけですべてを評価できるものではありません。上位ランクの自治体の取り組みから学ぶこともおおいのではないかと、いくつかの課題を提起しました。
避難所運営マニュアル
昨年の大震災時、盛岡市の避難所においても、様々な混乱がありました。「いざという時の避難所のマニュアルを作成して、その訓練を」と提案しました。菊池総務部長は「現在市には統一したマニュアルはないので、基本的マニュアルを策定中だ。状況に応じたマニュアルを策定していきたい」と答えました。
国の「指針」に基づく消防力の強化を~「車両1台あたり3人」から「4人」へ
盛岡市の消防力については、国の消防力の整備指針からみると。消防車両、消防職員とも立ち遅れています。特に消防署員については、指針に対して67%(23年度)という状況です。この充足について24年度の計画について質したところ、市長は代表質問で「24年度は救急車両一台の配備で、救急車両は充足する」「職員は1名増員だが、車両に対する職員の充足は1ポイント下がる」と答えました。
このことについては、予算委員会でさらに取り上げ、「年次計画を持ってその充足に取り組むべき」と提起しました。
これに対して市は、車両については引き続き不足している救助工作車、はしご車の配備に取り組む。職員については、車両一台当たり基準となっている5人に対して現在は3人の配備だが、市街地の9署所については、3人を「4人」にする計画で取り組みたい。と答えました。
地域の防災力の強化~「推進員」の一名増員
盛岡市がこのたび見直した「地域防災計画」では、被害想定については見直しませんでした。複合災害や、「原子力災害について想定見直しはないのか」との質問に対して、「岩手県内には原発がなく県でも想定していない。国や県の動向を見ながら必要に応じて検討する」との答えでした。
また、地域の防災力強化のための自主防災隊の結成と活動支援についての質問に対して、「24年度では『推進員』を1名増員して、2名にして支援を強化する」と答えました。
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