9月9日、開会中の盛岡市議会(9月2日召集、30日まで)で一般質問に立ち、盛岡市が進める、学校給食の民間委託計画について質しました。
新しい学校給食法~「食育の推進」を歌い、これまでの合理化推進の見直しも打ち出す
今年4月1日に改正施行された新しい学校給食法は、その目的に「食育の推進」が加わり、学校給食を活用した食に関する指導、学校が所在する地域の産物を学校給食に活用することなどが明記されています。この背景には2006年に制定された「食育基本法」があり、子供たちの食の乱れの問題を家庭の問題として放置できなくなったことから学校において食に関する指導・食育の推進が求められるようになってきたことにあります。
この立場から、従来文部科学省が推進してきた、学校給食の「合理化」~経費節減のための、センタ―化、民間委託の推進など~方針との矛盾が出てきており、「食育推進基本計画」では「単独調理場方式による教育上の効果等についての周知・普及を図る」と打ち出しました。
新法の精神に立つのか、従来の「経費節減」優先・合理化の立場に立つのか
庄子は、盛岡市教委が、今後の学校給食の在り方について、新しい法の立場に立ってものを考えるのか、それとも、従来の「経費節減」優先で合理化の立場に立つのかが問われていると市の見解をただしました。
八巻教育長は「現在盛岡市学校給食検討会で、今後の在り方について意見をうかがっている。改正された学校給食法の理念と市の財政状況を勘案しながら、適切に実施してまいりたい」などと答えました。
しかし、学校給食検討会に対する市教育委員会の問題提起は、新法の条文は示したものの、そこからくる検討課題はほとんどなく、「学校給食をどう合理化するか」への誘導となっているのです。都南給食センターの調理業務の民間委託計画についての検討についても、合理化方針を一方的に示したうえでの意見徴収であり、白紙に戻して検討し直すよう求めました。
これまでの学校給食職員の培ってきたノウハウ以上のものがあるか
庄子は、この間の盛岡市の学校給食は、自校方式の旧市内の小学校給食の内容実践は、全国的にも優れたものであり、新法の精神を先取りしたようなものだ。都南給食センターも、その条件の中で職員が工夫を重ね努力してきた。その到達を、どう評価しているか、と質問。「民間のノウハウを生かすというが、職員が培ってきた以上の、どのようなノウハウを期待しているか」と質しました。
八巻教育長は、「給食職員の努力は評価している。感謝しているが、予算のことも考えていい方法を検討していただいている」と答えました。
庄子は、「結局、どう経費を削減するか、が優先されている。それでいいのか」。ぜひ再検討すべきだと指摘しました。