盛岡市に「隠し財源」が5億4千万円
3月市議会に提案された3月補正予算審議の中で、盛岡市が5億4千万円もの財源を隠していることが明らかになりました。
一般会計補正予算の歳入には、繰越金で約18億4千万円あまり計上されました。これまで計上された繰越金と併せて約予算化されたのは約19億7千万円となりました。
ところが、前年度(18年度)の繰越金は昨年9月議会の決算によって確定し、繰越財源を除く約25億1千万円が前年度の剰余金です。そのうち、約5億4千万円が未計上となっているのです。
総務常任委員会の質疑で私は、「あらゆる資料に基づいて正確にその財源を捕捉し、・・・・これを予算に計上しなければならない」という地方財政法の予算編成の基準から見ればこれを計上しないということはどういうことか」と質しました。
盛岡市は、「財政難だ」「お金がない」といって我慢を押し付けあるいは先送りにしてきています。19年度に行った「事前評価」で本来20年度に実施する予定の「学校プール改修」「さくらがおか保育園の耐震補強工事」などが見送られました。
また、国による社会保障の改悪の中でも独自施策をもって福祉を守るということについては後ろ向きのままです。
20年度の予算編成方針でも、財源がないといって、施策ごとの枠配分で「水準維持」の施策についてもマイナス枠しか与えていません。その財源不足額は「約9800万円」となっているのです。今回「隠した財源」はその約5・5倍にもなっているのです。
私たちは、盛岡市の現在の財政状況からいって「借金は増やさない」という方針は理解できるが、盛岡市のやり方は、公的サービス削減自体を目標にしているのではないか、財源を有効に活用して住民の命と暮らしを守る、住民の自治組織だということをなげ捨ててはならないと指摘してきましたが、今回の「隠し財源」はそのことを裏付けるものです。
3月13日に開催された本会議において、このことを討論で指摘しました。
また、今回の補正予算には、岩手競馬組合に対する「融資」に伴う、県からの融資への元利償還の2億3千万円あまりが計上されています。私たちは、岩手競馬組合に対する総額330億円、盛岡市の66億円融資そのものに反対しました。
そのことも含めて、日本共産党盛岡市議団は一般会計補正予算に反対しました。
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