景気に対する現状認識とその要因は?
今日の経済状況に対する認識とその要因について、「金融バブルの崩壊に加え極端な外需頼みと、小泉構造改革以来の『雇用の規制緩和』『庶民増税』『社会保障改悪』などが国内の消費を冷え込ませ、より深刻にしているのではないか」と市長の認識を質問しました。
谷藤市長は「金融経済情勢の悪化は、経済的に弱い立場にある市民や資金繰りに苦しむ中小企業に大きな影響を及ぼしており、私の実感としても、憂慮すべき状況にあると認識している」と答え、その原因として「日本経済の外需依存体質が世界同時不況により大きな影響を受けていることや雇用状況の悪化、所得が伸びない中での物価の高騰、社会保障制度への不信などからの将来への生活不安により、消費が冷え込んでいることなどによるものと考えている」と答えました。
雇用守る対策を~雇用対策本部会議開催
庄子は、深刻な経済危機のもとで「政治に求められているのは国民の暮らしを守ること」「年の瀬を迎え雇用と中小企業を守る緊急の対策をとることだ」と述べ、大企業を中心に「雇止め」「派遣切り」などが進められてる中「他の自治体等とも連携し雇用の確保へ全力を上げること」を求めました。
佐藤商工観光部長は、盛岡管内の有効求人倍率が0・59倍と悪化している。国や県との連携を深め実態把握や雇用確保のための対策を強化する。市長を本部長とする『盛岡市雇用対策本部会議』を開催し、全庁あげて取り組む」と答えました。
中小零細企業の資金繰り~必要な人全員に利用していただくように
年末を控えた中小零細企業の資金繰りの融資対策では、要件を緩和した「セーフテイネット保証」(市が保証料を全額支援)の認定が、11月一〇〇件と10月までの約5倍になっています。
庄子議員は、この件についても「まだまだ必要な事業者の一部ではないか。この資金の活用が必要な方全員に利用していただくための積極的な対策を」と求めました。
商工観光部長は「中小企業の皆様へ一層の周知に努めたい」と答えました。
「仕事おこし」も大事~公共事業政策、小規模修繕工事希望者登録制度の活用、「住宅リフォーム」制度を
庄子議員は、「市内経済活性化には、資金繰りとともに仕事おこしも大事だ」と述べ、かつてのような『身の丈を超えた公共事業』論外だが公共事業の役割も大事だ」と質問。
また実際の仕事おこしでは①「小規模修繕工事希望者登録制度」の積極的な活用、②少額の補助で大きな効果ががっている「住宅リフォーム」制度(久慈市、奥州市では、補助額の33倍~35倍の投資効果)を提案しました。
公共事業の役割について、岩舘市長公室長は「社会資本の整備については依然として市民ニーズが高く、地域経済における公共事業の役割も大きい。今後も、公共施設の耐震化など必要な公共事業にいて、総合計画に位置付けながら、推進してまいりたい」と答えました。
小規模修繕工事希望者登録制度について、泉山財政部長は「平成15年度の登録者数は36者で、発注件数72件、発注金額136万円、20年度は、11月末現在で23者、27件、187万円の発注となっており、発注者が余り増えていない。発注に際して、登録者に対し、積極的に見積参加機会を与えるよう、発注担当課等に徹底を図る」と答えました。
住宅リフォーム制度について佐藤商工観光部長は「考えていない」と答えました。