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2009年2月12日 (木)

「廃プラスチック処理施設」を凍結し、「ごみゼロ市民会議」を立ち上げた町田市

 最初に訪問した町田市では、町田市環境資源部ごみ減量推進課主幹(ごみゼロ研究所担当)の市村繁幸さんから説明を受けました。

2005年からごみの有料化・・・ごみは減らず「プラスチックの分別」を

 町田市では2005年からごみの有料化が始まりました。(指定袋制で一枚5リットルで10円、40リットルで80円)
 一定程度の減量はあったが、それ以上の減量が見込めないこともあり、「廃プラスチックの分別・資源化を20064月から実施する計画でした。現在の清掃工場の敷地内に民間が設置する計画でしたが、住民からの猛烈な反対運動が起き、断念しました。住民の反対の理由は、一つの場所に集中するのではなく施設は分散するべきだ、プラスチックの処理をするなら全域のものではなく、地域ごとに行うべきだ・・などということでした。

市長選挙で「撤回」を公約・・・ごみゼロ市民会議設置へ 

20062月に行われた市長選で「廃プラスチック施設の白紙撤回」を公約した現市長が当選。施設計画は白紙撤回にされ、今後の方向を打ち出すために「100人委員会」の設置が提起され、20067月に50人の公募を行ったところ124人が応募。124人全員に加え、自治会代表10人で134人の「ごみゼロ市民会議」を設置。アドバイザーとして5人の学識経験者、サポーターとして19人の市職員(若手、各部横断)でスタートしました。
 「生ゴミ部会」「廃プラスチック部会」「その他資源拡大部会」の3部会、11分科会を設置して協議。その進行を市民に知らせる「広報・環境教育チーム」が広報誌(ごみゼロの風)を作成してお知らせするという体制で取り組まれ、200711月に報告書をまとめました。

提言の骨子は次の通りです。
 1、家庭生ゴミの全量資源化を計画的に進める
 2、プラスチックごみの減量、資源化はできるところから始める
 3、発想の転換で、資源化の新しい広場・しくみを作る
 4、まず「ごみゼロ市役所をつくる」
 5、見て、触れて、感じる環境教育を実践する
 6、市民が市民に話しかける「ごみゼロの風」を継続する


生ゴミ処理機補助など2008年度から予算化

 提言を受け、町田市は2008年度から具体化に一歩踏み出しました。提言から2008年度で予算化されたのは、①生ゴミ処理機補助 ②「リサイクルひろば町田」の開設 ③市役所の「ISO14001」の取得でした。

 生ゴミ処理機・・・大型(集合型)10台分、小型(家庭)1000台分。集合型(30/日)については市営住宅などに既設も含めて12台が設置されているとのこと。家庭系については、以前は購入費の1/2補助(1万円まで)だったものを、「10人がまとまって申請した場合、1台につき45千円の90%まで」と改定して実施。これまでに600人から申し込みがあるとのことでした。

リサイクルひろば町田・・・市リサイクル文化センター及び市内4か所に出張「ひろば」を設置し、市民が資源を持ち込みリサイクルにまわす取り組み。もちこんだ市民には「ポイントカード」でポイントがたまり、一定のポイントになるとたとえばトイレットペーパーなどと交換できるというシステムで、市民や子供たちからも好評を博しているとのことでした。

廃プラスチックの資源化・処理方法は調査研究~「処理施設」は計画にない

廃プラスチック施設については、市民会議の中でも意見が分かれました。処理工程で発生する化学物質の危険性を指摘する意見や、低圧での圧縮でできないかなどの意見、発生抑制にこそ力を入れるべき・・などの意見が出、「町田らしい処理方法を専門的な立場から考える」ということで、「処理施設」については計画にない、とのことでした。

 懇談の中で、市村さんから「多摩市では、1年かけた市民討論の結果処理施設を稼働させている」という情報をいただきました。
 多摩市では、「危険だ」とする研究者2人、推進派2人の参加で市民シンポジウムを行うなど市民議論を行ったとのこと。
 「杉並病」については「原因物質が特定できていない」という中で、多摩市では危険性を否定するのではなく「リスク管理を行うこと、環境測定を行い、運営協議会を設置して市民が監視を行う方針だということのようです。
 機会があれば多摩市についても調査したいと思いました。

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