宮古市訪問②~宮古市議団と懇談
(つづき) 宮古市内に戻って、宮古地区委員会につくと、日本共産党のボランティアの方々が、泥だしの作業に出発するところでした。
日本共産党は、「住民の苦難を軽減する」ことが党を作った目的です。その精神で全国から被災地への支援が入っています。事務所内に入ると、沖縄、東京、岡山などからの激励の寄せ書きがありました。
宮古市の復興計画は、8月に基本計画案が示され、パブリックコメントを経て9月までにまとめ、来年の3月までには実施(実行)計画が策定される計画とのことでした。様々な課題が浮き彫りになってきているとの事です。
街の再建をどう図るか、漁業、商工業の再建をどう図るか・・・いづれにしても「未曾有の災害」に対応した「国家的なプロジェクト」として取り組むことが求められているということです。
宮古市議団との懇談で特に注目したのは、宮古市議会が、独自に調査研究して 9月16日、「東日本大震災からの復興に向けた提言」をまとめ市に提言したことです。4月に臨時議会を開催して「特別委員会」(委員長 田中尚市議)を設置し、宮古市が9月までに「基本計画」をまとめるに当たってそれに間に合うようにと出した提言ということです。
各常任委員会ごとに所管事項についてそれぞれ調査、関係団体や住民との懇談・意見交換を精力的に行い、取りまとめて特別委員会でさらにそれを精査してまとめた「提言」は、全体で11ページにわたって、「全体計画」および「地域別計画」にまとめられています。
宮古市議会では、すでに「議会基本条例」を制定して議会の役割を果たすための取組みが行われています。当局の出した議案を審査するというだけでなく、議会が議会として政策提言を行う・・・この取組みが今回の「提言」につながっているいうことでした。
懇談では、そのほか、宮古市における復興についての様々な現状と課題を聞くことができ、大変有意義な時間となりました。
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