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2012年10月16日 (火)

第74回全国都市会議に参加して

 10月11日~12日、盛岡市を会場に「第74回全国都市問題会議」が開かれ、全国から1600人を超える自治体関係者などが参加しました。主催は、全国市長会、盛岡市他2団体。今年のテーマは「都市の連携と新しい公共~東日本大震災で見えた絆の可能性~」。東日本大震災からの復興に向けた現状と課題などが話し合われました。0431 2日間で、記念講演、基調報告と一般報告(3人)、パネルディスカッションと非常に充実した、内容豊かな会議となり、被災地における震災復興の現状と課題や、大災害時における絆の力、自治体間の連携の在り方や、NPO・ボランティアなどの「新しい公共」の果たす役割と可能性、課題などが浮き彫りになりました。

会議を総括した「大会宣言」では、被災地の方々が希望を持って暮らしていける環境づくりが真の復興の街づくりだとして、①復興の大きな力となっている絆の力を未来へ繋ぎ、古くから日本社会にあった助け合い・支えあいの心を大切にして豊かな社会の創造を目指す ②自治体間の連携による広域災害に効果的かつ円滑に対処していくための社会システムの形成を目指す ③被災地の復旧復興が長期におよぶことから今後も被災地に寄り添いながら支援を継続していく・・・の3点をまとめましたが、全国の都市自治体がこれから防災と減殺に取り組むにあたってきわめて有益で示唆深い会議でした(閉会挨拶)

会議に参加して、各報告やパネルディスカッションを聞いて印象に残ったことは次の諸点です。

 

新しい「公共」の可能性・・・今回の震災では、数多くの企業・NPO、個人のボランティアが救援復興活動に大きな役割を果たしました。パネルディスカッションでは遠野まごころネット、学生ボランティアセンター、岩手県立大学のITによる支援などの具体的な報告がありましたが、きわめて多面的な支援活動が行われたことが明らかになりました。行政による復旧・復興を補完し、ある意味ボランティア、民間だからこその役割があるということが示されたように思います。パネリストの方は、「新しい公共」の可能性を語るとき、どういう団体化ということよりも、「被災者の自立を助けるような役割が果たせるか」が大事だと語りました。物質的な支援とともに、被災者の心に寄り添い、自ら前を向いて歩きだす勇気、元気を持っていただく・・ここに大きな役割があるということです。同時に、被災地支援のボランティア活動にあたっては、コウディネイトの役割が大事だということです。

 

自治体間連携・・・記念講演の講師は、自治体間連携の大事さについて「災害安保」という言葉で表現しました。安保条約という言葉はさておき、自治体間の相互支援の関係を作り上げておくことは非常に大きな教訓です。陸前高田市長、岩沼市長などからも、今回の大震災においては、国や県の対応の遅れや問題が指摘される中で、基礎自治体(市町村)による支援の重要性が語られました。普段からの付き合い、連携がいざという時の力になる。ということです。

 

文化による社会包摂・・・平田オリザ氏の「一般報告」では、文化活動の持つ社会包摂の力が、震災から立ち上がるうえでも大きな力になっているということが語られました。今日の日本社会が、かつての地縁・血縁の社会は機能しなくなり、企業社会も希薄化し「無縁社会」という言葉に象徴されるような状態となっている中、文化活動によって新たなつながりを取り戻すことができるし、被災地でも大きな力を発揮している。というお話をしました。「壊滅的打撃を受けた女川で、流された獅子舞の復活を遂げたところから高台移転」の合意ができている、という例を紹介しました。スポーツなども含めた広い意味での『文化』の持つ力を語りました。

 

被災地の現状・首長の思い・・・パネルディスカッションで語られた陸前高田市の戸羽市長の話には率直な思いが込められていて、胸を打ちました。

 

 市長は、国の復興対策の問題点について「1000年に一度の災害と言いながら対策は通常の法体系のままだ。復興特区の申請にも20~30センチの高さの書類を出して、それでも「100ある手続きを95に減らす」というようなもので、被災地の実態からかけ離れていると告発しました。この問題について、「地域主権の確立」の問題として語られる節がありますが、けっしてそうではありません。復興の基本を、「被災者の生活と生業の再建」に基礎にしっかり置くという立場に国が立っているのか・・こそが問題だということです。

 また、戸羽市長は、被災後多くの企業や、団体が支援に来たが、その団体・企業を見極める力がなくて困った。いち早く支援に入ったNPOの代表が、次に来たときには企業の名刺を出してセールスにきた。ボランティアのコーディネートをする支援がほしい。と語りました。

 

 陸前高田市で、51人の消防団員が殉職し、市の職員(非常勤も含めて)100人以上を失ったことについて、ある会合で、一人の犠牲者も出さなかった民間企業との関係で戸羽市長は、「自治体として、我先に逃げることができるか・・」と問いかけました。また「津波てんでんこ」ということについても、それができなくての犠牲者が多数出たことについても、そ浮いう現実を踏まえた今後の対策どうあるべきか検討が必要だと語りました。そしてその津波の検証をまとめて記録に残したい。

 

 戸羽市長は、人生において初めて「絶望」を感じた、と市長就任直後に襲った大惨事で夫人を失ったことについても率直にその心情を吐露し、時とともに被災地以外のところで関心が薄れないでほしい、との思いを、見ていてくれるからこそ、、絆・・寄り添う心を持っていただいているという思いで頑張ることができる。と話しました。率直な思いに触れて、会場全体が共感する思いで心からのエールを送る、拍手でした。
 

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