フォト

駒ケ岳の花々

  • ハクサンチドリ
    2008年7月2日秋田駒ケ岳で出会った花々

野の花

  • Dscf28232
    2013年8月八幡平県民の森付近の道端に咲いていた花です
無料ブログはココログ

« 長浜市視察② 滋賀県内で急速に広がる「子ども食堂」 | トップページ | 市議団ニュース(6月議会の報告)を発行 »

2017年7月 6日 (木)

会派視察2日目~野洲市債権管理条例 くらし支えあい条例とも関連し

 会派視察2日目(7月5日)滋賀県野洲市にお邪魔をし「野洲市債権管理条例」について視察しました。関東地方の県庁所在市の共産党市議団と一緒の合同視察となりました。
P10504011
債権の適正管理通じて生活困窮者支援

 野洲市の債権管理条例の特徴は、市が持つ債権を一元的に管理し債権管理業務の効率化を図ることと合わせ、滞納を市民生活のSOSととらえ生活再建につなげる滞納整理を行うことを目的とした条例です。この条例制定の際の市長の説明に「ようこそ滞納いただきました」「滞納は生活状況のシグナル」と添えたそうです。
 それは「(債権は)市民生活を支えるための財源 市民生活を壊してまでは回収しない 滞納を市民生活支援のきっかけにする」ということです。そうしたことから、市の各部署にまたがる債権を一元管理することを通じて市民の状況を総合的に把握し、①「生活困窮」を理由に徴収猶予ができる ②「生活困窮」を理由に債権放棄ができる(いずれも地方自治法・施行令にはない)独自の規定を設けています。それは、生活困窮者からの債権回収は一時的に市の収入確保となったとしても、その市民の生活破壊はやがて生活保護その他の支援が必要になる。一方生活再建を行ってやがて納税者になっていただく・・・長期的に見てどちらを選ぶか、ということです。

滞納者≒多重債務者≒生活困窮者

 この条例制定の背景には平成25年度~26年度の「債権適正管理検討プロジェクトチームの検討の中で、滞納者≒多重債務者(消費生活)≒生活困窮者という実態に着目し、生活者再建の視点を踏まえた条例~債権の適正管理を通じて生活困窮者への支援につなげる 条例にしたとのことです。
 生活困窮者に対する債権徴収猶予、債権放棄の規定に加え、さらに延滞金減免規則(本税の滞納がなくなった時点で、市民生活相談課からの意見書(生活困窮の証明)をもとに延滞金を免除する)規定も整備しているとのことです。

くらし支えあい条~市民の困りごとの解決、生活再建支援は志乃重要な役割

 この債権管理条例(平成27年4月1日施行)に加え、平成28年6月には「野洲市くらし支えあい条例」を施行されました。
 この条例には、珍しく「前文」があり、その中でこの条例の基本精神が謳われています。「市民共通の願いは、健康、安全、幸せです。」「野洲市では生活が立ち行かなくなった市民に対して、生活の困りごとを解決するという大きな括りで捉えて支援を進めてきました。」「市民の生活の困りごとを解決し、自立をうながし、生活再建に向けた支援を行うことは市の重要な役割問です」「一人を支援することからを基本に、包括的、継続的に支えあう仕組みが機能することが大切」だとし、「市民一人ひとりがともに支えあいのびやかに安心してくらせるまちの実現をめざす」と高らかに謳っているのです。
 くらし支えあい条例の大きな柱は、消費生活に関することと合わせ、生活困窮者への支援が期待されており、「生活困窮者等に公租公課の滞納があったときは、迅速に債権管理条例による措置を講ずる」としています。

 連携が大きな効果も・・
庁内の納税部門と市民生活相談課との連携が、大変大きな効果を上げているという実例もお聞きしました。
 平成27年度の消費生活相談中「多重債務」の相談件数は46件。うち市等の他の部署からの照会が、納税推進課(17 )社会福祉課(2)社会福祉協議会(2件)などとなっており「納税推進課からの紹介が多いのは、平成27 年4 月1 日から施行された、野洲市債権管理条例で納付相談から困窮者を発見すれば市民生活相談課に繋いで生活支援をする仕組みの成果が要因です」(27年度消費生活相談実績報告書より)とのこと。
 その相談の中で、「過払い金の返還額が約3000万円。その中から200万円を超える市への納税があった」(市生活相談課課長補佐さんのお話し)ということでした。

自治体の姿勢・首長の姿勢で「天と地の」差も実感

 
一緒に視察した市議団の方のお話では、「生活保護受給者にまで過去の滞納を請求して支払わせた」「事業廃止した事業者に対して、ようやく本税を完納しても延滞金については最後の一円まで取り立てている」「滞納すれば直ちに差し押さえ。全部で一万件」「納税者の公平。早期の差し押さえが逆に滞納の累積を防ぐ・・」という実態をお聞きし、同じ自治体でも首長の姿勢で天と地ほどの違いがあると実感しました。

 さて、わが盛岡市は・・・今回の視察を糧にしっかりと検証し盛岡市政に生かす提言をしなければ、と強く感じてきました。

« 長浜市視察② 滋賀県内で急速に広がる「子ども食堂」 | トップページ | 市議団ニュース(6月議会の報告)を発行 »

視察・研修報告」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/506603/65499563

この記事へのトラックバック一覧です: 会派視察2日目~野洲市債権管理条例 くらし支えあい条例とも関連し:

« 長浜市視察② 滋賀県内で急速に広がる「子ども食堂」 | トップページ | 市議団ニュース(6月議会の報告)を発行 »