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2018年9月22日 (土)

「ふるさと納税」~盛岡市は大赤字、寄付金の4分の一が大阪の業者に 見直しを図れ

 「ふるさと納税」について、総務省は「『返礼品』を寄付金の3割以内に、地元品にして・・」と通知をだし、守らない自治体名を公表するなど、自らが作った制度の『ひずみ』是正に躍起になっています。

寄付収入と税額控除(市税収入減)の差額は 9125万円の赤字

 そもそも、この制度自体の大本に問題があるのではないでしょうか。
 自治体に「寄附」をすれば、住民税をほとんど払わなくてよい、そのほかに「返礼品」で「特産品」をもらえるという制度ですから。考えようによっては、本来支払う住民税にかえて、自治体に「寄附」すれば、特産品をもらえるというものです。制度上は、自分の住む市に本来払うべき税金を「寄附」に変えて出せば、特産品がもらえるのです。
 29年度の盛岡市決算では、そのひずみが盛岡市財政にも大きく表れていることが明らかになりました。
 盛岡市では、平成29年中にいただいた寄付金は 8825万7千円でした。一方、盛岡市民が「寄附」をしたことによって生まれた、盛岡市税の税額控除(市税収入の減収)は1億7951万5千円でした。
 実に9125万8千円の赤字だったのです。

事業費は4632万円。県外業者の懐に寄付金の4分の一入っている

 一方、寄付した方への「返礼品」など、事務費も含めてこのための費用は4632万6987円でした。その主なものは「返礼品」などのための費用ですが、その費用は、寄付金の実に49パーセント、4165万1768円を「委託費」として、大阪に本社がある会社に支払っているのです。そのうち「返礼品」として盛岡市の事業者などに支払われた額は2085万3千円でした。
 つまり、残りの2078万8768円・・実に寄付金の約4分の一が大阪に本社がある会社の懐に入っているのです。

抜本的見直しを・・せめて運営会社を地元に

 何のための「寄付金」か・・根本から問われるべきで、小手先ではなく抜本的な見直しが求められています。
 合わせて、少なくとも、運営会社について地元業者に移して、地元還元を図るべきではないかと提案。
 市は、30年度で今の委託会社との契約が切れることから、来年度から見直しをしたいと答えました。 
 

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