久々のクラシック
1月14日、盛岡市民文化ホール(マリオス)で行われた、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団を迎えての「ニューイヤーコンサート2018」を聴きました。
プログラムは、パデレフスキ:序曲変ホ長調、ショパン:ピアノ協奏曲ホ短調、ベートーヴェン:交響曲第7番。
ショパンのピアノ協奏曲1番、ベートーヴェンの7番というポピュラーで大好きなプログラムに加え、牛田智大という若いピアニストの名前に魅力を感じてチケットを求めました。
さすがワルシャワフィル
最初のプログラムの、パデルフスキ作曲の序曲は初めて聞く曲でした。パデルフスキはピアニストとして世界に名をはせ、のちにポーランドの首相兼外相もつとめた人とのこと。ポーランドが世界に誇る音楽家の一人で、この曲は彼の死後50年後(1991年)に初めて演奏された曲ということです。ポーランドを代表するオーケストラにふさわしい曲であったと感じました。素敵な曲です。
ショパンの1番はも、さすがワルシャワ!! ショパンコンクール最終選考会でピアニストと共演しているオーケストラです。もう出だしで鳥肌が立ちました。
ベートーヴェンの7番も、その熱演に圧倒されました。
若い才能輝く
牛田智大さんの、若々しさとともに、老練??ともいえるよう技巧を駆使してのショパンのソロに引き込まれました。
アンコールでの演奏は、ショパンの演奏と少し違う印象の、情熱的な演奏でした。曲目は終演後に表示されていて、プーランク:即興曲第15番『エディット・ピアフを讃えて』と知り、なるほど、と思いました。
本当に久しぶり
さて、前にクラシックコンサートを聴いたはいつだったか、少し考えてみました。
同じ会場の「ニューイヤーコンサート」だったな、井上道義がアンサンブル金沢を指揮した、「オールベートーヴェン」だったのではなかったかなと記憶を紐解きました。
そして、アンコールに演奏した曲に印象があり、NHKの大河ドラマ「篤姫」のテーマだった、と思い起こして確認したところ、当時の事がこのブログに書かれていました。(2009年1月)
やはり「オールベートーヴェン」でした。プログラムは、エグモント序曲、ピアノコンチェルト5番、そして、今回と同じ 交響曲7番。奇遇です。私の「7番」好きも確認できたように思います。
9年前のことです。その後機会がなかったのか、失念したのか。本当に久びさでした。至福の時間でした。